2025年の年末、アメ横には例年通り多くの人が集まりました。
年末のアメ横。通りの中心で現場対応にあたるスタッフの姿が、今年の混雑の“質”を象徴していました。

2024年は約183万人、2025年は約185万人。
前年差は約2万人と大きな増加ではありませんが、来場者数は緩やかな上昇を続けています。
この数字を単年で見ると控えめですが、数年単位で見ると、
アメ横は「一時的に人が戻った場所」ではなく、
一定の人流が安定して流れ込む場所へ移行しつつあるようにも読み取れます。
背景には、物価高が続くなかで「価格と納得感のバランスが取れる買い物先」として選ばれやすい点、
円安の定着により訪日客の動線に再び組み込まれている点など、複数の要因が重なっています。
年末のアメ横では、食料品・衣料品の年末商戦に加え、
テイクアウトを中心とした飲食需要が増え、
“長く滞在する”というより“短時間で回る”動きが目立ちました。
今年の混雑は、滞留よりも通過が多いのが特徴だったと言えそうです。
こうした人流を受け、今年の年末は現場対応の精度も一段上がりました。
アメ横連合会による現地対応に加え、いわゆる「DJポリス」によるアナウンス、
上野警察署と連動した交通整理が行われています。
立ち止まりやすい交差点での滞留抑制、
進行方向を意識した声がけ、
混雑の波に応じた誘導位置の調整。
これらが重なり、混雑は避けられない中でも、大きな混乱は生じませんでした。
これからの年始にアメ横を訪れる場合、
午前10時台〜正午前後は比較的歩きやすく、
14時以降は混雑が一気に増える傾向があります。
買い物目的がある場合は、早い時間帯の来訪がおすすめです。
初めて訪れる人は、
食料品ゾーン → 衣料・雑貨 → 飲食、の順で回ると動線が途切れにくくなります。
行列ができている店は無理に並ばず、通りを一本ずらすだけでも体感は大きく変わります。
にぎわいは、いつも社会の状況を映します。
人が増えたことそのものよりも、なぜこの街が選ばれたのか。
アメ横styleはこれからも、数字と現場、その両方から街の状態を記録していきます。
参考:
・アメ横商店街連合会 公式情報
※来場者数は暫定値を含みます。確定値が判明次第、追記・更新します。